改造とかは除いた全ポケモン(配布技とか過去作教え技は自由に使ってもいい)の中で下から数えた上位ベスト12。
1匹パーティに入れて絶対に選出しないといけない縛りを設けられた状態であんまり入れたくないポケモンほど上位になるという基準で選んだ(ルールはシングル・ダブル・トリプル・ローテーションのどれでもいいが、レート準拠のポケモンが出てくる)。
使い方を知らないだけかもしれないし、もっと使いにくいポケモンがいるかもしれない。
また、パーティとの兼ね合いもあるので一概には言えない。
ポケモン名の後ろの()内は種族値。
・1位 カラサリス(50-35-55-25-25-15)
どのポケモンもサポート技か条件が揃えば相手を倒すか大きく削れる可能性を持っているし、このポケモンも「いとをはく・エレキネット」で例外無くサポート可能。
ただし、このポケモンは素早さ種族値が15しかないため「いとをはく」の後に適当な技を使ってわずかに削るということにあまり期待出来ない。(素早さが2段階下がった最速81族や準速95族と同速)
後攻で「とんぼがえり」等の交代技を使う相手に対しては遅い方が利点になるが、襷・頑丈を潰せる可能性を捨ててやる意味は無さそう。(トリルとは技の相性が悪い)
「どくばり」を覚えるため、トランセルよりいいところもあるけれど、それを狙う暇があまり無さそう。
耐久はわずかに高いので、ダブル等で2回以上攻撃を受けたり、連続技を受けたりしたときに耐えることが出来るかもしれないという点でケムッソ等よりいい。
・2位 マユルド(50-35-55-25-25-15)
実はカラサリスと種族値もタイプも同じなので基本的に順位に差は無い。
違いはマユルドは見た目から毒タイプと勘違いされて追加効果の面倒な毒技を打たれにくいことと、マユルドの方がわずかに体重が重いので「ヘビーボンバー」等のダメージが下がる可能性があること(「くさむすび」等の威力は軽石を持っても同じ)。
どちらも理由としては微妙なので本当にわずかな差しか無い。
・3位 トランセル(50-20-55-25-25-30)
できることはカラサリスやマユルドと同じだが、素早さ種族値が30あるので抜ける範囲が大きく変わる。(素早さが2段階下がった最速111族まで抜ける)
それ以外は「どくばり」を覚えない分上の2匹にも劣る。
特にトランセルは他に非接触技を「いびき」しか覚えないため、この差は結構効いてくるかもしれない。(「エレキネット」の効かない相手に接触する必要がある)
・4位 ケムッソ(45-45-35-20-35-20)
コクーンやミノムッチと比べると特性鱗粉の優秀さは光るものの、それでも素早さが遅すぎると思ったのでこの位置。
上のポケモンは差別化に進化の輝石を持ってもいいが、こいつの場合は気合いの襷を使うことになるが、ここで鱗粉が活きてくる。
メガガルーラの「ねこだまし」も耐えて「いとをはく・エレキネット」を使うことが出来る(他の技は耐えないけど同条件なら上のポケモン達も大きく変わらない)し、全体攻撃の「いわなだれ」を受けてひるむことも無い。
後は「どくばり」を覚えることを除いてキャタピーの方が使いやすいし、ビードルには勝てるところが無い。
・5位 コクーン(45-25-50-25-25-35)
上のさなぎポケモン達と比べると明らかに強い要素がある。
まず、素早さが高い。(素早さが2段階下がった最速120族まで抜ける)
トランセルと違って「どくばり」を覚える。
しかも、こいつは毒タイプなので毒状態にならず、「どくびし」を回収できる。
毒タイプ+「どくばり」と防塵のどちらが優秀かを考えた結果、わずかに防塵が勝った。
・6位 ミノムッチ(40-29-45-29-45-36)
このポケモンは鱗粉を持っていない点でケムッソに劣るものの、キャタピー・ビードル・ケムッソと違って「まもる・めざめるパワー」を覚えるし、代わりに特性防塵を持つ。
正直技はあんまり関係ないが、防塵のおかげで「キノコのほうし・ねむりごな」あたりを食らって眠らされたまま落とされたり、天候ダメージを使って落とされたりしないのは大きな利点。
とはいえ、見た目がどう見ても草タイプなので天候ダメージ以外はあんまり役に立たないかもしれないし、ひるんで何も出来ない方がつらいと思うのでこの位置。
・7位 キャタピー(45-30-35-20-20-45)
上のポケモン達と比較すると素早さが群を抜いて高い。
これと特性が鱗粉であることを除くと上のポケモンより優れた点は特に無い。
「どくばり」を覚えない点を重視する場合はもっとワーストに近くなる。
・8位 ビードル(40-35-30-20-20-50)
上のポケモン達と比べると、特性が鱗粉・毒タイプ・「どくばり」を覚える・素早さが高い、と上で優秀と言った全ての条件を兼ね備えた素晴らしいポケモン。
攻撃か特攻の高い方を隠すと合計種族値が上のポケモンより低いと言われたり、耐久がワーストと言われたりするのは情報操作なので気を付けた方がいい。
・9位 コイキング(20-10-55-15-20-80)
「とびはねる」の追加効果があるのでサポートが出来ないというわけではないが、その確率は低く、サポートできる可能性の高い上のポケモン達の方が使いやすい。
ただし、配布技の「ハイドロポンプ」が優秀で、すいすいとの相性も良いし、素早さとタイプの優秀さもあって一応ここにした。
・10位 ダンバル(40-55-80-35-60-30)
種族値を考えると場違いなものの、「とっしん・てっぺき・しねんのずつき・アイアンヘッド・ずつき」と配布技の「てかげん」しか無いのは流石につらい。
サポート技は無いのでアタッカーになるしか無い。
優秀なタイプ・それなりの耐久・技の強さを考えて上のポケモンより使いやすそうだが、それでもアタッカーとしての能力があるかというと微妙。
中途半端に削るくらいならサポートの方が重要だと考えるならこいつが1位の可能性まである。
・11位 アンノーン(48-72-48-72-48-48)
覚える技は「めざめるパワー」のみだが、一応特攻種族値が72ある。
上のダンバルやコイキングは技のタイプがはっきりしているせいで有利な相手にも逃げられる可能性があるが、こいつの場合は相手がこちらの使う技のタイプを読めないため逃がさずに狩れるかもしれないという点で優れている(ミノムッチの「めざめるパワー」は流石に火力不足)。
特性が浮遊も無効タイプが増えて悪くない。
・12位 シビシラス(35-55-40-45-40-60)
サポート性能の高い「でんじは」を覚える。
それ以外の技は総じて微妙だが、麻痺しない・浮遊で地面無効という性質がトリプルやローテで活かされるかもしれないのでここにした。
結局技マシンで覚える技がほとんど無いポケモンまとめみたいになってしまった。
正直ここまでが順番は違ってもほぼ確定でこの次から人それぞれになると思うので、暇な人は最後まで作ってください。
○その他入りそうに見えるポケモンと入らなかった理由
・コフキムシ:「しびれごな・いかりのこな」等強い技を色々覚えるし、特性フレンドガードも持っているのでビードル達とは大きく差がある。
・ヒマナッツ:合計種族値は最低だが、技が明らかに優秀。こいつに限らず、「がむしゃら」を覚えるポケモンはそれだけで評価が高い。
・ルリリ:力持ち「すてみタックル」しか出来ないならランキング入りのポケモン達と大して変わらないものの、「アンコール」等優秀な補助技を大量に覚えるので一緒にすることは出来ない。合計種族値は下から二番目とはいえ、明らかに優秀。
・コロボーシ:ランキング入りのポケモンと同様に覚える技の種類は少ないが、「がむしゃら・どろかけ」があるので惜しくも入らなかった。
・ミツハニー:コロボーシ同様覚える技の種類は少ないが、素早さはそこそこで「がむしゃら・おいかぜ」を覚えるので下手な最終進化ポケモンより仕事ができる。
・ヒンバス:コイキングに似ているが、覚える技の種類が全然違う。
○13位以降の候補
・ツチニン:覚える技は多いものの、コロボーシの「がむしゃら」を越える優秀そうなものは見当たらないので、13位まで作るとしたらこのポケモンになっていた。
・ナマケロ:「アンコール・あくび」など優秀な技を覚えるものの、シングルでは特性のせいでそれを使って起点作りをするのは難しい。他のルールではサポートとして使えるが、特性発動ターンは置物になるのがつらい。ローテなら多少技を活かしやすいのと「カウンター」の存在からツチニンよりいいかもしれないが、やはりコロボーシの「がむしゃら」を越えられない。