メカトルさん主催・運営の秋の診断トリプル2022に参加しました。
ルールは2種類の名前を診断メーカー(準伝説が出ない)に入れ、出力された2つのパーティから1つを選び、それを用いたORAS トリプルバトルです(選んだパーティの個体や技は対戦ごとに変更不可)。
結果は予選4勝1敗で予選2位抜け、決勝トーナメントを勝ち進んで優勝でした。
とても嬉しいです。
6匹のポケモンをそれぞれ診断トリプルにおいて単体で強いと思う型で使用しました。
構築記事を残します。何かの参考になれば幸いです。
・目次
[パーティ選び]
下のパーティはこのルールで強力な壁(リフレクター・ひかりのかべ)を覚えるポケモンに加えて強力な積み技のあるメガハッサムがいるので、ポケモン同士の繋がりが強いと思いました。
ただ、相手のポケモンのHPを0にする力が上のパーティの方がかなり高い(アタッカーにしやすいポケモンが多い)と思ったので、こちらを選択しました。
どんどん攻撃していくパーティで扱いやすそうです。
全参加者が選んだパーティ公開後に育成期間のあるルールなので、同ブロック内の参加者を意識した対策を取ることが可能でした。
ただ、私のパーティには強さを維持したまま対策を行えるポケモンが少ないと思ったので、対策はあまり意識せずにそれぞれ診断トリプルで強いと思う型で6匹育成しました。(努力値配分や性格などでほんのりと対戦相手の方を意識している部分もあります。)
[構築内容]
画像はポケットファンクション様のPGLカード風パーティー紹介ジェネレーター を用いて作成しました。
[各ポケモンの説明]
( )内は努力値です。
メガジュペッタ@ジュペッタナイト メガ前: おみとおし
171(252)-185-105(76)-*-116(180)-95 メガ後数値
シャドークロー/かげうち/でんじは/おにび
メガ枠です。
性格補正の無いメガゲンガーのシャドボ耐えにしています。特防に振り切っても良かったかもしれません。
メガ枠としては珍しい削りや補助メインのポケモンですが、他の5匹が強力なアタッカーだったことでその性質が活きやすく良い動きをしてくれました。診断トリプルではお見通しがものすごく強い特性なのでそこも活躍してくれました。
採用したかった技は多数ありますが、確実な削りと補助をして欲しかったのでこれで良かったと思います。
ゴローニャ@するどいツメ がんじょう
156(4)-189(252)-150-*-85-97(252)
いわなだれ/じならし/ストーンエッジ/まもる
ギルガルド枠(鋼タイプorワイドガードを覚えるポケモン)です。
追い風や電磁波を絡めて動かしやすいように素早さに振り切りました。
持ち物は白いハーブが望ましいものの、ムクホークに持たせるか選択でした。範囲技と一致ストーンエッジのあるゴローニャであれば威嚇対策の持ち物としてするどいツメ(ピントレンズ)を活かしやすいので、ゴローニャにはそれを持ってもらうことにしました。このルールで強力な壁の対策になるのも良いです。
ワイドガードは抜く技が無かったので採用していません。
今までギルガルド枠のゴローニャをそんなに強いと思っていませんでしたが、シンプルに攻撃種族値120から岩雪崩打てるのが強く、想像以上の大活躍でした。
☆細かい話☆
「するどいツメ」は、お見通しで見た相手が「するどいキバ」や「せんせいのツメ」と見間違える可能性があります。同じ効果を持つ「ピントレンズ」は「パワーレンズ」と見間違える可能性があります。
勘違いした相手の行動に影響を与えやすいのは「ピントレンズ」⇔「パワーレンズ」だと思うのでこっちの方が良かったかもしれません。
ルンパッパ＠きあいのタスキ すいすい
156(4)-90-81-142(252)-120-134(252)
ねっとう/エナジーボール/れいとうビーム/ねこだまし
猫騙し枠です。
持ち物は余っているので気合いの襷にしました。
物理耐久はそんなに無いので物理技を2回以上攻撃食らったら下降補正の有無に依らず倒れると思って性格をせっかちにしたんですが、よく考えると鬼火や威嚇があるので臆病の方がいいです。猫騙しのダメージを上げることのリターンに見合ってませんでした。
診断トリプルは雨に特化すると強いパーティが高確率で1人いるかどうかというイメージですが、今回はいつもより多かったように思います。雨パーティと2戦したのでそこに強いルンパッパの存在は大きかったです。
ポリゴンＺ＠オボンのみ てきおうりょく
192(252)-*-91(4)-190(140)-107(92)-113(20)
トライアタック/あくのはどう/わるだくみ/まもる
S操作枠(追い風orトリックルームを覚えるポケモン)です。
耐久系の戦法などで特定のポケモンが突破できなくなる可能性を考えて悪巧み型にしました。壁相手にも多少対抗しやすいと思います。
悪巧み後にHPに振ったズルズキンが倒せるくらいの特攻にして、残りは特殊耐久方面に振りました(物理相手は鬼火と威嚇で誤魔化します)。
特性や元の能力の高さからメガシンカポケモンのような強さを感じました。ここは対戦相手のポケモンの型との噛み合いもあると思いますが、悪巧み型にしたのも良かったです。
ムクホーク＠しろいハーブ いかく
161(4)-172(252)-90-*-80-167(252)
ブレイブバード/インファイト/おいかぜ/まもる
威嚇枠です。
持ち物は物理アタッカーの威嚇枠が持つと強い白いハーブにしました。インファイトでも発動する可能性があってお得な感じがします。
基本的にアタッカーとして使うだけで強いですが、盤面によっては追い風でゲームを勝ちに持っていけるのも強力でした。
とんぼ返りは強いと思うんですが、パーティに後出しできるポケモンがいなかったので採用しませんでした。見切りは覚えることを知りませんでした。
バクフーン＠こだわりスカーフ もらいび
153-*-99(4)-177(252)-105-152(252)
ねっぷう/ふんか/かえんほうしゃ/ブラストバーン
自由枠です。
終盤の掃除役にしようと思って拘りスカーフを持たせました。S操作等で盤面を作ってくる相手に対しては早めに出すのも強そうです。
一致技以外打ってもあまり強くないと思ったので性質の異なる炎技を4つ入れました。
役割通りの動きをしてくれて大活躍でした。1度だけジュペッタから鬼火をもらいました。
[結果・感想]
全体としては8勝1敗(1敗の対戦相手は予選でのあちゅさん)。行動が噛み合ったり、いい感じに追加効果を引いたり運が良かった部分は大きいです。
構築としての大きな反省点は無かったように思います。予選ブロックの対戦相手をあまり意識せずにパーティの強さを上げたことが結果的に良かったように思います。そのせいで予選落ちという可能性もあったので正解の行動と言えるかは分かりません。
感想としてはとても楽しかったです。診断トリプルは事前の考えがうまくいったりいかなかったりするのが面白くてとても好きなルールです(診断の繋がりがトリプルやローテを始めるきっかけになったような気がします)。
優勝できてとても嬉しいです。
主催・運営のメカトルさん、対戦相手の皆様、参加者・関係者の皆様ありがとうございました！
[各対戦の選出と、対戦前にどんな風に動こうか考えていたこと]
間違っているかもしれませんが、ご容赦ください。対戦中の行動はちゅーいさんが配信してくれるらしいBV鑑賞会でご覧ください。
☆予選ブロック総当たり☆
・1戦目 うたんさん
初手選出: ポリゴンＺ ゴローニャ ジュペッタ
ボーマンダとブニャットは来ると思ったので電磁波を絡めながらゴローニャを通していく作戦を考えていました。最後の1匹はシザリガーと対面した際に有利でブニャットと対面しても問題無いポリゴンＺにしました。
・2戦目 ヒロさん
初手選出: ゴローニャ ムクホーク バクフーン
トリル展開の可能性が高く、ドーブルとネンドールは来ると思っていました。全体的に有利ではあるもののトリル中に出せないバクフーン、命懸けの存在を考えると相手は無視できないと思われるムクホーク、雪崩でトリルの発動を止められる可能性のあるゴローニャを選出しました。
トリルが止められないのであればバクフーンは交代させてみんなで時間を稼ごうと思っていました。
・3戦目 リッチまつりさん
初手選出: ジュペッタ バクフーン ルンパッパ
全員盤面作りに関与できるので誰が初手に出て来るか分かりませんでした。盤面が出来てからでは遅いのでバクフーン、最悪相手のルンパッパと同速猫勝負が出来るルンパッパ、とりあえずメガシンカさせておきたいジュペッタを選出しました。
望み薄ですが、もしかしたら重力や雨乞いを防げないかなと思っていました。防げないのであればジュペッタの電磁波を絡めて頑張ろうと思っていました。
・4戦目 SchunPさん
初手選出: ゴローニャ ルンパッパ ジュペッタ
ウォーグルとズルズキンとサーナイトが来ると思っていました。相手の猫騙し役より速いのでルンパッパ、サーナイトと対面した際に有利でメガシンカさせておきたいジュペッタ、ウォーグルに強いゴローニャを選出しました。
理想的な形はジュペッタの前にサーナイト、真ん中ウォーグル、ゴローニャの前にズルズキンという形で猫でどこ止めるか選びながら電磁波や鬼火を使って有利にしようと思っていました。
・5戦目 あちゅさん
初手選出: ジュペッタ ゴローニャ ムクホーク
シャンデラとルージュラは来ると思っていました。ムクホークの追い風からゴローニャを通していく作戦を考えていました。ある程度雪崩怯みや急所も必要だと思っていました。ジュペッタはメガシンカさせて電磁波のサポートをして欲しいので前に出しました。
☆決勝トーナメント☆
・決勝1回戦 SNさん
初手選出: ムクホーク ジュペッタ ポリゴンＺ
ガルーラとキングラーとメガニウムが来ると考えていました。壁と癒しの願いでガルーラをサポートし続けられるメガニウムは素早く処理する必要があるのでムクホーク、早めにメガシンカさせて鬼火を入れにいけるようにジュペッタ、キングラーを処理しやすくて壁展開に悪巧みで対抗できるポリゴンＺを選出しました。
ガルーラのきもったま猫騙し以外には守る+ジュペッタなどでうまく透かしつつ戦っていきたいと思っていました。
・準々決勝 秋桜さん
初手選出: ジュペッタ ルンパッパ ムクホーク
ミミロップとサワムラーとトリルソルロックor追い風ボーマンダが出てくると考えていました。トリックルームが展開されたら鬼火で時間稼ぎ、追い風が展開されたら電磁波で誤魔化しをするためにジュペッタ、猫騙しを吸ってくれそうで相手の展開をカバーしやすそうでもあるルンパッパとムクホークを選出しました。
・準決勝 くれいもあさん
初手選出: ルンパッパ ジュペッタ ポリゴンＺ
ミロカロスとルージュラは来ると思っていました。ジュペッタで電磁波や鬼火を入れて頑張りたいと思っていました。
真ん中ミロカロス、どちらかにギャラドスが来るとまずいと思っていました。それ以外であれば最悪メガギャラドスが来たとしてもムクホーク後出しで勝ち気を発動させずに威嚇を入れてジュペッタをメガシンカさせられると考えていました。最悪のパターンに対してバクフーンを出してMOVEで逃げるという選択肢もありましたが、それをすると最終的にパワー負けすると思ったのでギャラドスの前にルンパッパを合わせる期待でルンパッパを出しました。最後の1匹は消去法でポリゴンＺにしました。
・決勝 ごまさん
初手選出: ジュペッタ バクフーン ムクホーク
コジョンドとウインディは来ると思っていました。終盤に出しても意味が無さそうなバクフーンを真ん中に置いて雑な削りにするとムクホークがいい感じに倒せそうなポケモンが多いのでその作戦で行くことにしました。ルンパッパがものすごく刺さっているので大事にして終盤にうまく使っていきたいです。
