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主にポケモン

【第10回診断トリプル・使用構築】ダブルキッスとアブソル

しっとさん主催の第10回診断トリプルに参加させて頂きました。
ルールはORAS トリプルバトル フラットルールで、診断メーカー(今日のトリプルバトルパーティ)の抽選によって決められたパーティを使用する必要があります。

結果は予選ブロックを3勝2敗で2位抜け、決勝トーナメント1回戦負けでベスト8でした。
構築と対戦内容について残します。何かの参考になれば幸いです。

 

 


[抽選の結果]

"今日のトリプルバトルパーティ"の抽選では
メガ枠ギルガルド枠(鋼タイプもしくはワイドガードを覚える)猫騙しを覚える枠S操作枠(トリックルームもしくは追い風を覚える)特性が威嚇枠上記に該当しない枠
の6匹が出てきます。メガ枠はメガストーン以外持たせることができません。

1回目: メガバシャーモキングラーパッチールカラマネロムーランドメガニウム
 このルールは全てのパーティに特性が威嚇枠ポケモンが必ずいるので、出されるだけで火力が上がるあまのじゃく2匹がいるのはなかなか強そうです。威嚇無効でパワフルなキングラー、数値の高い御三家2匹とムーランドといい感じです。どのポケモンも育成したことがあるので孵化も簡単そうです。
 かなり悩みましたが、耐性に優れる鋼タイプが欲しいと思ったので1回だけ使える引き直しの権利を使いました。引き直した場合このパーティには戻せません。

2回目: メガアブソルキングラールージュラトゲキッスムーランドツンベアー
 キングラーでした(鋼タイプ引けず)。トゲキッスはとても強いですが、バシャーモメガニウムのところがアブソルとツンベアーになったので耐性面はより厳しくなってしまいました。ムーランドも続投していますが、このポケモンは安定した強さがありそうなので嬉しかったです。


[パーティとどんな感じに戦うか]

画像作成にはトレーナーカードジェネレーター様のサイトを使用しました

 診断トリプルに参加した過去の経験から盤面で腐るポケモン(やることが無く相手からも倒されない)がいると実質2vs3で戦うことになって不利になるということが分かりました。
 火力のあるメガアブソルキングラー、この指もあり放置したくないトゲキッス、あくまのキッスのイメージの強いルージュラは勝手に狙われるので大丈夫です。ムーランドツンベアーはそこまで強く無さそうなイメージ(この時代のツンベアーは攻撃が低い)と物理ポケモンなので威嚇や火傷でより置物になりやすいと考えました。
 狙われる順は
  トゲキッス>アブソル>ルージュラキングラームーランドツンベアー
 みたいな感じだと思います。
 この予想とそれぞれのポケモンが出来ることをもとに、
  ・ムーランドの電磁波やルージュラの悪魔のキッスでトゲキッスの削りを通す
   (狙われやすいトゲキッスは守るを絡めて戦う)
  ・誰か倒れてからツンベアーで雨を降らせる
   (下手に出して置物にならないようにする)

  ・最終的に雨スカーフキングラーメガアブソルの不意打ちで掃除
 という感じになるように組むことにしました。


[個別紹介]
メガアブソル

持ち物: アブソルナイト
特性 : せいぎのこころ→マジックミラー(メガシンカ)
性格 : いじっぱり
努力値: H212 A252 B20 D20 S4
実数値: 167-200-83-*-83-96
   →167-222-83-*-83-136
技  : はたきおとす ふいうち フェイント みきり

メガ枠。
主に終盤に不意打ちで相手のポケモンを倒しきってもらいます
不意打ちをメインに使うので素早さは不要と考え、火力に振り切った余りは全て耐久に回しました(実質メガシンカで特性変更+攻撃種族値20上がっただけになってしまいました)
メガシンカ前の特性は発動順で低い素早さをバラしたくないのでプレッシャーは除外、強運より発動機会があると思ったので正義の心にしました(はたき落とすやバークアウトへの受け出しなど)
技は不意打ちが確定、優秀な一致火力の叩き落とす、周りと合わせた火力が必要なので見切り。最後の1枠は馬鹿力と迷いましたが、隣にスカーフキングラーがいることに期待して守るによる縛り解除をさせないフェイントにしました。

終盤に出すことは比較的多く、素早さはあっても無くても変わらなかったので耐久振りは悪くなかったです。ただ、私の使い方(特に詰め方)がうまければもっと活躍させてあげられたと思うので次に引くことがあれば頑張ります。

キングラー

持ち物: こだわりスカーフ
特性 : かいりきバサミ
性格 : ようき
努力値: H4 A252 S252
実数値: 131-182-135-*-70-139
技  : クラブハンマー ばかぢから いわなだれ ハサミギロチン

ギルガルド枠(鋼タイプもしくはワイドガードを覚える)。
基本的に終盤に残っているポケモンをスカーフの速さを利用して倒してもらいます
参加者のパーティの素早さを見ると準速では抜けない相手がそこそこいたので陽気にし、スカーフキングラーミラーも考えて最速にしました。
特性は威嚇に強いかいりきバサミです。
技は基本的にクラブハンマー・岩雪崩のどちらかでしか拘らないと弱いと思いましたが、ワンチャンを狙えるハサミギロチンと高火力命中安定の馬鹿力を入れました。

技の命中が不安なポケモンですが、当てて欲しいクラブハンマーを外した1回以外は当てるか外れてもなんとかなる状況での外しだったので良かったです。主に終盤に想定通りの活躍をしてくれました
ハサミギロチンと馬鹿力は案の定打たなかったので、詰んでいる状況をなんとかできる可能性のあるワイドガードを馬鹿力の代わりに入れた方が良かったように思います

ルージュラ

持ち物: きあいのタスキ
特性 : かんそうはだ
性格 : せっかち
努力値: A4 C252 S252
実数値: 140-71-49-167-115-161
技  : れいとうビーム ねこだまし あくまのキッス まもる

猫騙しを覚える枠。
猫騙しと悪魔のキッスを使ってトゲキッスを動きやすくしてもらいます
物理連続技を食らうことは諦めて下降補正は防御にしました(猫騙しのダメージを上げるため)。
特性はこのパーティが雨を降らせることや水耐性が薄いことを考えて乾燥肌にしました。
技は猫騙しと悪魔のキッスが確定。一致技として抜群を突きやすい冷凍ビームを採用。悪魔のキッスのイメージが強いルージュラは行動させたくないポケモンの1匹だと思うので守るを採用しました。守っている間に上から縛ってくるポケモンムーランドの電磁波で麻痺にしたりトゲキッスで倒したりし、眠らせたいポケモンへの悪魔のキッスを通します。

技はこれで良かったと思います。特に守るの採用のおかげで6試合のうちに悪魔のキッスを9回撃つことが出来ました。ただ、当たったのは3回で2ターン以上眠ることはありませんでした。中には冷凍ビームで良かった場面もあり、悪魔のキッスに頼り過ぎてしまい結果的にルージュラの行動を無駄にしてしまったのは反省点です。

トゲキッス

持ち物: するどいツメ(効果は持ってる間、急所ランク+1です)
特性 : きょううん
性格 : おだやか
努力値: H244 B252 D12
実数値: 191-49-147-140-150-100
技  : マジカルシャイン エアスラッシュ ねっぷう まもる

S操作枠(トリックルームもしくは追い風を覚える)。
守ると周りのサポートを絡めて行動回数を稼ぎ、相手を削ります
診断トリプルはまともに攻撃に参加しても弱いポケモンもそこそこ出ますが、それらのポケモンは火力面を下げたり壁を張ったりして攻撃して強いポケモンの行動回数を増やすことが強いように思います。強運するどいツメで急所ランクを+2にし、それらを50%の確率で無効化します
このパーティで明らかに強いポケモンなのでかなり狙われやすいと予想し、努力値は全て耐久に回しました。火力無振りですが、周りの攻撃かムーランドの手助けが組み合わされば十分でした。ソードシールドでも同じ調整でトゲキッスを使ったことがあるのでダメージ感覚が分かりやすいことにも期待しました。
技は狙われやすいので守る、殴って相手を倒すことも行動保障に繋がるので攻撃技を3つ採用してたくさん動けるようにしました。

シンプルに強いポケモンで活躍してくれました。動いた回数や全体技選択の多さによるものもありますが、急所運は確率よりも良かったと思います。また、耐久のおかげでうごく回数が増えた場面もあり、この調整で良かったと思います。

ムーランド

持ち物: しろいハーブ
特性 : いかく
性格 : いじっぱり
努力値: H212 A252 B4 D12 S28
実数値: 187-178-111-*-112-104
技  : やつあたり でんじは ほえる てだすけ

特性が威嚇枠。
基本的にトゲキッスのサポートをします
特性は実質的に物理耐久を上げられる威嚇です。
狙われやすくなるように白いハーブを持たせ、一応このポケモン自身にも削りをしてもらおうと火力に振りました。
技はトゲキッスのサポートのための電磁波と手助け。安定して火力の出る一致技のやつあたり(参加者にメタモンが見えているし、まねっこやオウムがえしなどは色々なポケモンが覚えるため)。最後の1枠はトリパを嫌がっての吠えるにしました。

トゲキッスのサポート役としてかなり活躍してくれました。ただ、ムーランドの削りがいらないくらいトゲキッスが強かったこともあり、ほとんどサポートしかしなかったので努力値はもっと耐久に振った方が良かったと思います
対戦することは無かったのでやつあたりは恩返しでも変わりませんでしたが、メタモンを使用している参加者の方が予選を通過していて当たる可能性があったのはうれしかったです。

ツンベアー

持ち物: オボンの実
特性 : すいすい
性格 : わんぱく
努力値: H252 A4 B84 D20 S148
実数値: 202-131-122-*-103-89
技  : つららおとし アンコール あまごい ぜったいれいど

[素早さ]
無振りソルロック-1
すいすい下で最速ビリジオン+1


上記のポケモンのような要素を持たない枠。
雨を降らせたりアンコールでサポートしたりしてもらいます。困ったら零度
この時代のツンベアーは攻撃がやや低く(種族値110)、一致物理技の威力が微妙か安定しないので耐久振りにしてサポートをメインに頑張ってもらおうと思いました。
基本的にツンベアーが出てきている時点でこちらの残数が削れており、真ん中に置かなければ置物にはなりにくいと思い、零度の試行回数を稼げるオボンの実を持たせました。
特性はすいすいです。キングラールージュラと雨のサポートを共有します。
技はやってもらいたいことから雨乞い、アンコール、絶対零度は確定。一致技は、火力には期待していないながらも3割怯みがあり威力がやや高いつららおとしを入れました。

予選でカイリキーを2匹絶対零度で倒したり、アンコールで相手のパーティをかき乱してくれて、予選抜けに最も貢献してくれたポケモンだと思います。負けた対戦も零度でナットレイを倒すなど頑張ってくれていました。運要素は抜きにしても思ったより強いポケモンでした。


[簡単な対戦内容]

ブロックはブリザポスブロック(6人ブロック)でした。
メガガブリアスとカイリキーの入ったパーティを引いた人が2人いるのが特徴的です。

・一戦目 おかやすさん 勝ち

 壁で展開されそうですが、ハピナス以外は強運するどいツメトゲキッスで急所に当てればなんとかなりそうだと思いました。
 トゲキッスが耐久振りのおかげでメガガブリアスの+1手助け岩雪崩を耐えてくれたり、ツンベアーが零度でカイリキーを倒したりなど色々あってハピナスにアブソル・キングラーツンベアー3匹で戦う形になり勝ちました。
 うっかりカポエラーワイドガードの存在を無視した行動をしてしまったのは反省点ではあるものの、そのままマジカルシャインが通ったのはとても大きかったです。

・二戦目 アザードさん 勝ち

 結構厳しい相手だと思っていました。最もまずいのはソルロックが砂嵐をして砂かきドリュウズムーランドサメハダー・ニューラの高速ポケモンに上から殴られることでした。そこで無振りソルロック-1ツンベアーの雨乞いかキングラーソルロックを止める作戦を取ることにしました。
 予想していた展開とは違いましたが、ツンベアーのアンコールでニューラの猫騙しやレジアイスの守るを固定したり、トリルしてきたソルロックツンベアーが次ターン上から倒したり、思わぬ形でツンベアーが相手のパーティをかき乱して勝ちました。

・三戦目 ぬにっちさん 勝ち

 叩きでも壁でもトゲキッスが刺さっていると思いました。
 ムーランドのサポートを受けながらトゲキッスが削り、ツンベアーがカイリキーを絶対零度で倒してダーテングにアブソル・ツンベアーで戦う形になり勝ちました。

・四戦目 ともしさん 負け

 トゲキッスに強いポケモンが多く、ブロック内で一番厳しいと思っていました。ボルトチェンジでぐるぐる回すという予想ができたので、出て来るナットレイを焼いてトゲチックはなんとか封じて全員で頑張って相手のポケモンを倒そうと思いました。
 初手でトゲキッスの前のメガライボルトボルトチェンジで引く読みで熱風をしたら出てきたレントラーが火傷しました。これを喜んでいたのですがその後トゲチックに悪魔のキッスとクラブハンマーを外し追い風を展開されてしまいました。追い風下の眼鏡ドラミドロヘドロウェーブが止まらな中ナットレイ絶対零度で倒してチャンスをつかむも最後は、アブソルをうまく活かせず敗北(ライボルトの前ではなくマニューラの前に出した方が良かった)。
 全員頑張ってくれたので最後のミスが悔やまれます。対戦は全部私の打った技が原因ではあるものの運要素が大量に絡んだハラハラするものになって楽しかったです。

・五戦目 ゆかりさん 負け

 トリル下のツンベアーが怖いと思っていました。ムクホークシンボラーもトリルに寄せた構成だと怖いのでトリルは止めたいと考えました。
 トリルは展開されず壁展開でした。それが分かった時点でトゲキッスを真ん中に出せば良かったのですが、何故か右に出してしまいこちら視点左のメガジュペッタの鬼火が全物理ポケモンに通ってしまいました。これが致命的で最終的にメガアブソルトゲキッス以外全員火傷→瀕死になって負けました(ツンベアーもトリルも来ないまま敗北)。
 この対戦はものすごく反省しました。


3勝2敗でしたが、全勝のともしさんを除く他の方がすくんで2勝以下になるという組み合わせの噛み合いで予選を2位通過しました。

・決勝トーナメント1回戦 リリネスクさん 負け

 色々厳しいですがボーマンダを倒せばキングラーが通り、コバルオンを削ればツンベアーが頑張れそうだと思いました。サマヨールのトリル展開からグレイシアを通されることは避けなければならないと思いました。
 初手で無償でコバルオンを麻痺にすることに成功し、有利になりました。まともに戦うとまだ厳しいので悪魔のキッスも使って3vs2を作りに行きますが、ルージュラサマヨールに連続で外してしまいました。ただ、トリル展開はされないうちに悪魔のキッスでサマヨールを止めることが出来たので、最速起きは捨ててトリル展開に対応するように動くことにしました。これが失敗で最速起きからトリル展開されてしまいグレイシアが暴れるという展開になりました。色々試すも結局ここで大きく削られてしまいメガボーマンダを倒せるポケモンがいなくなって負けました。
 最速起きの場面はサマヨールにアンコールしていればトリルを防ぐことができたのですぐにそちらを行うべきでした。既に痺れや強運で有利になっていたところからさらに運で有利になろうとしたのは良くなかったです。


[感想]
 今回のパーティの当たり枠はトゲキッスムーランドだったと思いますが、他の4匹もなかなかの強さを持つポケモンだったと思います(メガ枠全員の中だとアブソルは弱め)。そのおかげもあって、いい感じに戦える構築に出来て良かったです。その分プレイングが良ければもっと活躍させてあげられたポケモンもいるので次回あれば頑張ります。
 今回は期間内に対戦を消化するタイプの大会形式だったこともあり、配信も多く行われていました。面白い動きや見事な立ち回りなどがあり、とても楽しかったです。

 また、診断トリプルは前回から2年ぶりの開催のようです。2年前の参加時は診断トリプルと公式大会以外でほとんどトリプルバトルをしたことが無い状態でしたが、その後紅白戦やチーム戦・週末トリプル大会・対戦オフへの参加・有名な方のトリプルフリー配信中にトリプルフリーに潜るなど色々とトリプルバトルに触れる機会がありました。まだ立ち回りなど反省点が多いので、今後も機会あれば参加して改善していきたいです。

久々の診断トリプルの大会とても楽しかったです!
主催・運営のしっとさん、参加者の皆様ありがとうございました!